らんぷの仕業

s’il vous plait  よろしくお願いします。

「スラムドック$ミリオネア」を観て「クイズ・ミリオネア」の最終予選を受けに東京まで行った日の事を思い出した。④

その④ 最終予選終了から後日まで。。。

 

その20問の難しい事。どんな問題があったか、いくつか覚えているけれどその中に出てきた単語を忘れてるから問題を説明できない。。。

たとえばね、頭文字がBで始まる国際都市の中で〇〇でない都市はどれか、とかね。4択で、その中に北京が入っていたのです。後日、友人たちに予選会の話をした時にこの問題もしゃべったら「何でBの中に北京が入ってるの?」と訊かれて「さあ?」としか答えられませんでした。北京って英語表記ではBから始まってるのね。今はネットで簡単に検索できるけど、2001年ってPCがやっと登場の頃で個人でPC持ってる人ってほとんどいなかった時期だから簡単に調べ物ができないので知らなかったわ。(問題の答えは分かりません。問題も分からない💦っ)

「回答を終えられたらご自由にお帰り頂いてけっこうです」と言われて…私、面接が最後だったから終わったのも遅くなって午後6時は過ぎていて、それでも夜行バスの出発まではまだ時間があったのでどうしようかと。

実はハンサムADに相談してたのです。面接までの待ち時間、最後は私一人だったからこのADさんに甘え放題(笑)「銀座が良いですよ。銀座には何でもあります」って教えてもらって。

(私、銀座って行ったことないと思ってたけど、この後、銀座の大通りを歩いてたわ。歩いただけやけど)

フジテレビ別館を出てモノレールに乗って天王洲を離れ銀座にやって来ると、外は午後7時近くになっていて辺りはもう薄闇の中でした。そんな銀座の大通りを歩いてたら一組のカップルの姿が目に入りました。その大人のカップルの素敵な事。シックと言うかなんと言うか…この二人の後ろ姿を眺めてたら急に都会の中の孤独感に襲われて、「早く家に帰りたい!」と泣きたくなってしまいました。

その後は新宿のバスターミナルの側の喫茶コーナーで独りでひたすらバスの出発を待っていたのでした。情けないなあ…

帰宅後の数週間はフジテレビからの連絡が来ないかなあと、待つともなく待っていましたが、ついにお呼びはかからず。私のプロフィールはフジテレビの棚に保管されたままなのでしょう。(もちろん現在は処分されてるでしょうが)

ある日、番組を見ると、あの奈良の女性が出場者の中にいました。でも彼女がみのもんたと対面する場面は一度も訪れませんでした。ああ残念だな。つかの間でも知り合えた人の健闘を応援したかったのに。

でもふと思ったのです。奈良の彼女は何をアピールしたのだろうと。局の人の心を動かしたものは何だったんだろ?何で私はダメだったんだろ?

あ、… アピールも大事だけど、最後の20問の成績も対象に入ってるよね。いくらみのもんたとの1対1の勝負だ、エンタメだと言っても「クイズ・ミリオネア」はやはりクイズ番組だもんね。私のあの成績じゃダメなのは明白ね。

 

「スラムドック$ミリオネア」の主人公は全問正解して大金を手に入れたけど、映画全体が彼の半生を物語る形で「この番組は私のものだ」と豪語する司会者に最大のアピールを飛ばしてたんだわ。

 

はい、4回にわたって小出しにした記事もこれで終わりです。

次は「スラムドック$ミリオネア」のレビューですが、私、2日間留守にするのでちょっとお待ちください。

 

 

記事には関係ないけど、梶芽衣子主演の映画「銀蝶渡り鳥」より

銀座が舞台の現代女侠(?)映画です。50年位前の作品だけど。



todorirannpu.hatenablog.com