大阪、九条にあるユニークな映画館「シネ・ヌーヴォ」
この映画館の名前は以前から知っていて一度行ってみたいなと思い続けていました。
しかし20年以上も前からあるとは知りませんでした。映画ファンが多いのね。
この日も結構入っていました。
ライトをきつめにして撮ったら何とも不思議な写真になった。
座椅子の背もたれが何か生き物の群れのように見える…
映画関連本がいっぱい。
近くの商店街の中に「やよい軒」があったので入ってハンバーグ・ランチを食べました。
普通に美味しかったけど、私、ジャガイモ(好きだけど)が原料のスナック、ポテト・チップやフライドポテトって自分から進んで食べる方ではないので、付け合わせのフライド・ポテトにちょっと驚きました。これは普通なのかな。
ご飯と一緒にフライド・ポテトを食べたのは初めて。。。
上映作品に寄るのかもしれないけど、若い人より高齢の客の方が多いようでした。
きっと皆さん映画ファンなんだろうなあ。笠置シヅ子ファンもいるんだろうなあ。
京都みなみ会館もテアトル梅田も閉館してしまって、個性的な映画館が減っていくけれど、でも新しい映画館も出来てるようで。扇町に扇町シネマと言う映画館が去年開館したみたいで。これからまた映画館にも出かけたい…出かけたい…
とは思ってるんですが、私、今回4年ぶりに映画館に入って映画鑑賞して…「ひょっとしたら私はもう映画館で映画を観るのは難しいかもと不安になったのです。
理由は二つ。感情の起伏が…感情を抑えられないと言うか…笠置シヅ子が「セコハン娘」を歌いだした時、「わっ、この人うまいわ。やっぱり歌手なんや」と思った途端に涙が出て(えっ)と自分でも驚いてどうしようもなく(暗闇の中だけど)手で顔を半分隠しながら聴いていたのです。この突然の激高、他の映画でもこうなったらどうしようと思うとちと怖いのです。
それから、もう一つの理由…ちょっと言いにくいのだけど、トイレが近い…普段はまったく気にならないのに時間の制約があるとトイレに行っておかなきゃと脅迫観念がヒタヒタと…(年のせいなのか、嫌だなあ)だから開幕10分くらい前になって皆が着席した頃に「すみません」と他の客の席の前を通らせてもらう事になるのです。(インター・ミッションの入る映画なんかあったら大忙しだわ)
この二つの理由が発覚して呆然となってしまいました。あーっ、もう映画を観るのはテレビ限定かな。
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昔は映画は映画館で観るものと断固信じていたけれど、現在はまったく思っていません。映画館で映画を観ることができない人って世の中にいっぱいいるんだよね。
私が小学生だった昭和30年代は毎月1回、学校の講堂や体育館で映画を観る授業(映画教室)がありました。ディズニーのアニメ(眠れる森の美女)、実写映画(黄色い老犬、三匹の魔法の犬、フランダースの犬)、東映動画(白蛇伝、西遊記、安寿と厨子王丸、船乗りシンドバッドの冒険、わんわん忠臣蔵)、東宝の特撮映画(モスラ、妖星ゴラス)、日活の教育映画(母ちゃん死ぐのいやだ、街を運んできた少年、若き日の豊田佐吉)その他のアニメ作品(蕗谷虹児の「夢見童子」と言う美しいけれどちょっと難解な作品も)やを見せてもらいました)その他色んな映画を見せてもらいました。
まだ各家庭にテレビが無い時代だったから学校で映画を上映してくれてたんでしょうね。令和で映画教室が復活しても良いのにねえ。その時は父兄にも見に来てもらって。
テレビだけじゃなく映画館以外で(まず病院で)映画を観る機会をつくってほしいなあ。車椅子の人とかも移動せずに映画を観られるように。映画観ながら喜怒哀楽の感情をぶつけても煙たがられない空間もほしいなあ。個室で大型スクリーンを見ているようなバーチャルな空間…あ、もうあるのかな。
もちろん映画館の椅子に座ってスクリーンを観るのが最高の娯楽なんだけど。
以上、私の他愛ない独り言でした。。。
4/3