時には似合わない場所で似合わないものを食べたい。
高級ブランドなど過去一度も興味を持ったことのない私ですが、ここに来て行ってみたい場所が出来ました。。。ルイ・ヴィトン(!)
いえ、ヴィトンの店でもその販売品でもございません。もうこの歳になると物欲って無くなるんです。面倒くさいだけだから。しかし食欲と好奇心は衰えない。
ヴィトンが経営するカフェが心斎橋に出来た。(3年前ですが)
その名も「LE CAFE V」(ル・カフェ・ヴィー) ここへ行ってきました。
外観の写真撮ってないのでGoogleから拝借しました。白い帆船の帆のような建物がヴィトン大阪店。ちなみに左隣のビルはPRADAでございます。(国道26号が邪魔…)
カフェはビルの7階で、エレベーターの入り口はビルの右横にあります。
エレベーターの内部。写真のモアレじゃなくて鏡がこんな風に写るのです。
(ともかく物珍しくて写真撮りまくり。私と姉と姪と姪こっこの4人連れ)
エレベーターを降りると店内なのです。ちょっとビックリしました。
店の奥にヴィトンのトランクが積んであるんですが、実はこれは隠し扉
この扉を開くと内部は会員制の高級レストラン「スガラボ」があるそうです。
こちらは死ぬまで行くこと無さそう。
ナプキンリングはヴィヴィエンヌと言う名のヴィトンのキャラクターだそうです。
4人ともリングの色が違いました。(↓これは姉のリング)
このナプキンリング、持ち帰って良いみたいなので当然持って帰りました。( ̄▽ ̄)
このミルフィーユ、クリームが濃厚で腹持ちが良い。。。この後なかなかお腹が空かなかった。もちろんとても美味しい。ナイフとフォークで…ちょっと食べにくい…
メニューにVの文字が付いている飲み物にはこんなラテアートが。
崩すのが惜しいくらい美しいです。(崩す必要ないです)
私と姪と姪こっこが頼んだミルフィーユとカフェラテ
私、ラテのもようをさっそく混ぜて潰してしまった。
「なんで潰すん?」と3人に責められた。。。( ̄А ̄💦っ
姉が選んだチョコレートケーキとカフェラテ
チョコレートも売っていましたが、気軽に買う気にはなれない価格でした。
テラスにも出られるようですが、この日は無茶苦茶寒くて風もきついから誰もいません。
ハンモック?
トイレにはハンドタオルが設備されていました。
可愛くない値段ですが、カフェラテもミルフィーユも満足感を得られる美味しさでした。会計はテーブル席でOKでした。店内も従業員も応対が良いです。
さて皆さま、「どうした!何があった!」と思われたでしょ。「このオバハン、こんな場違いな場所に何しに行ったん?」と。
友人のKさんがヴィトンのビルの中にあるギャラリーでジャコメッティの展覧会をやっているとメールをくれて、それが6月の私が東京から帰ってきた直後で日にちも余裕が無かったので諦めたのですが、ヴィトンのビルってどんなとこだろと検索して、カフェもあることを知りました。
ヴィトンの製品には全く興味ないけどカフェなら行きたい。しかしどんな格好していけば良いんだ?私、たいていの場所は一人で行けますが今回はどうも二の足を踏む…
姉に西宮の中連体の観覧に誘われて甲子園で会った時に「ヴィトンのバッグ持ってる?」と聞くと「古いけど持ってるよ、昔は安かってん。5~6万で買えた。(そうなんや。でも高いわ)貸したげるよ」「いやいやっ、汚したら怖いからええわ。それよりついいてきて」と話してると姪が「あんな古いバッグ恥ずかしいから止めとき。それより私も行きたい」おまけに姪こっこも行きたいと言い出して、結局4人で出向いたのでした。
御堂筋を歩く私と姉
派手な傘(ミュシャの「黄道十二宮」の絵柄です)を姉に見せびらかす私を姪が撮りました。
「何を着て行ったら良いんだ」とか「どんなバッグを持っていけば良いんだろ、やはりヴィトンかな」などと思い悩み続けてるとある日突然悟りを開いた。。。
そして二つの謎のマウントが私の心に芽生えました。「今までこの店に入った客の中で私が一番価格の安いバッグを持っている」と言う事と「今までこの店に入った客の中で私が一番の年上」と言う事。
「悔しかったらこのバッグより安いバッグを持ってきな」実は私が持ってたバッグはこの日食べたミルフィーユより安いのです。いくら破格のバーゲン品と言えこの価格は奇跡!なのです。
もう一つの年齢のマウントは、これは思いついた瞬間に消えました。だって私の隣に座っているのが姉なのですから。