お店の本を読みながら食事したりコーヒーを飲んだり…
「ミュシャ館」がこのベルマージュの先(通路を歩いて)にあります。
途中、そのベルマージュ堺で見つけた店です。
表から見ると本屋さんですが、奥にカフェらしき看板が。
ちょっと入ってみよう。
で、ハンバーグ定食を頼みました。コーヒー付きで1000円(税込み)でした。
この日は大人しくランチだけで店を出たんですが、
カップにも「本と珈琲」と謳っていますし…
店内の本をテーブルに持ち込んで読んでも良いそうです。(雑誌、参考書、漫画は不可)
大長編小説はいくら何でも読めないなあ。短編小説とかが最適かな。
「でも汚したら買わなきゃいけませんよね?」」とおずおずと訊いてみると
「まあ、そうですね…」と店の人も言葉を濁しつつ。
後日、ここで本を読んでみようと思いまた入店しました。
チーズケーキと珈琲を頼んで、村上春樹の短編集をチョイス。
この店のコーヒーは少し濃い目で苦みもあるのでミルクを2つ入れることにします。
私は砂糖は無しでも飲めますが、ミルクは必須。ミルク好きです。
村上春樹の作品は「レキシントンの幽霊」(短編集)と「神の子供は皆踊る」「アフターダーク」しか読んだことがありません。長編を読む気が起こらない。(もう長編を読む気力がない)
「東京奇譚集」(結局この本を買って帰りました)
その中の1編「偶然の旅人」
日常で起こりうる何気ない偶然が積み重なる話…
ちょっと気の利いた人ならエッセーを書いてしまうかもしれない。
しかし才能ある人は小説に仕上げる。しかも小気味よい読後感(うーん、ちょっと違うかな)
これが村上春樹か…
面白いことに主人公はショッピングモールの中の書店で本を買い、書店の一角にあるカフェで本を読んでいて自分と同じ本を読んでいた人物に出会う。あら、偶然ね。
そうなればやはり私も、本は買うべきだなと判断して(おいっ)買ったのでした。
これまでベルマージュ堺って食べるところが無いイメージだったんですが、これからここに来たら通ってしまいそう。
ところでミュシャ館では今…
アンニュイの小部屋と銘打って宇野亞喜良の作品も展示中です。
正直な感想を言うと、なぜ今、宇野亞喜良? 時代感がずれてる…あくまで私感ですが。全裸の少女の絵が不健康そのものに見えてしようがないのです。
でもクリアファイル(天井桟敷「毛皮のマリー」のイラスト)とポストカード2枚を買った。
ミュシャ館でこの鏡だけは撮影可なので、いつも撮ります。
私は無料で入れるので(理由は聞かないでね♬)ミュシャ館にはよく出かけますが、これからはもっと頻度があがりそうです。