らんぷの仕業

s’il vous plait  よろしくお願いします。

「道頓堀(とんぼり)人情」と「能登はいらんかいね」

人生幸朗します。。。( ̄▽ ̄)

 

何年も興味がなくて結局、6日前の大みそかも見なかった紅白。

天童よしみが新世界から「道頓堀人情」を歌ったらしい。

「道頓堀とちゃうやんか」と言う意見がXで飛び交ってたけど、私は別の意見。

私、この歌が昔から大嫌いだ。何なん、あれ。あの歌詞。

最後の最後にこう歌ってるでしょ。「なにわに生きるのさ」何これ!?

最後の「いきるのさ」の「さ」 おいっ、今の今まで大阪を応援してるようなふりして最後に正体現したな。ここは「なにわに生きるんや」と歌うべきやろ!

「や」では語呂が悪いからと言うんなら歌詞を考え直せ!作詞家!(よしみちゃんに罪はない)

と、まあこの歌に関してはここまで。聴きたくもない歌なのでどうでも良いです。

 

甚大な被害が出た元日の能登地方の大地震。去年の10月に北陸旅行をした。七尾にも穴吹にも氷見にも足を運んだ。出会った人たちは無事だろうか。気になる。

坂本冬美が歌った「能登はいらんかいね」が口をついた。

 


www.youtube.com

 

(「道頓堀人情」は貼らないので聴きたい方はご自分でお願いします)

 

能登はいらんかいね」私はこのタイトルに疑問を持ったことが無かった。

このタイトルの言葉は昔から能登地方にあったらしい。何気なく検索してみてこの言葉の意味を知った。「能登出身の私を妾にする気はないか」と、女が自分を売り込む言葉なんだとか。能登一帯は土地がやせていて農作物が育たず人々は貧しかったんだそうだ。それで娘を売る家もあったとか。貧しさを背負った辛い言葉なんだ。「この歌の作詞者は言葉の意味を分かっていない」と怒りの記事があった。なるほど…作詞者は深い意味なんか知ろうともしない無頓着者なのかも。それでも能登への誉め言葉と捉えて詞を書いた。ひょっとして「道頓堀人情」もそうなのかも。

「道頓堀人情」の作詞家も「能登はいらんかいね」の作詞家も応援歌を書いてるのよね。それをストレートに捕らえて励まされる人、言葉を誤解釈されたと怒る人、色々いると言う事か。(私は今でも「道頓堀人情」に怒ってるけど)

話は変わるが、「襟裳岬」の「襟裳の春は何もない春です」と言う歌詞も襟裳の人々を悲しませたとNHKがドキュメント番組の中で言ってるのを聞いたことがある。

作詞の岡本おさみはきっと「何もないが人情は厚い」と言いたかったと思うのだが。

ところで独身時代に初めて夫とデートした時、スナックで「襟裳岬」が流れていた。「この歌、好きやねん」と夫が言った。私は「森進一のファンなん?」と聞いたら夫が「吉田拓郎のファンかと訊いてくれ」とムスッとしたのを思い出した。(笑)