らんぷの仕業

s’il vous plait  よろしくお願いします。

ただのビギナーズ・ラックだった。。。

俳句も川柳も回文も。。。

 

本来なら毎年7月7日に「伊藤園おーいお茶新俳句大賞」の入選句の発表があるんですが、HPによると今年は9月に延期になったようです、

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「おーいお茶…」は1989年、平成元年に第1回の募集があって、以来毎年募集があります。

だいたい11月3日に募集開始で翌年2月28日が締め切り、そして7月7日に入選発表があるようです。

延期になって9月予定の入選発表は第32回になります。33回の募集は11月にあるかな…(募集も延期かな)

で、私の手元に2冊、入選句集があるのです。はい、入選しました…13回と15回。

入選でも一番下の佳作ですけどね。賞品はこの句集だけです。大賞(文科大臣賞)は賞金50万円です。

佳作と言っても佳作入選は3000句もあるので(今はもっと多い)、句集に小さく掲載されているだけです。大賞は1ページ1句で掲載です。いいなあ。

ちなみに第13回の大賞は「ポケットに手を入れている陸上部」 

11歳の男の子の句です。

第15回の大賞は「星の夜は暗闇までも透き通る」 

14歳の女子中学生の句です。

若い人の方が圧倒的に有利な公募と言えるかもしれません…?

俳句なんかまったく興味なかったんですが、第11回の大賞句に感動したのです。

「図書館の二月の椅子の少年よ」

51歳の女性の句なんですが、清冽と言う言葉が似合いそうな傑作でした。

この句に触発されて「私も俳句やってみたい!」なんて思って、1回飛ばして13回の時に応募したのが「微熱あり3月号は売り切れぬ」佳作に入りました。「微熱」なんて言い方したくなかったんだけど他に思いつきませんでした。

14回も応募したけどボツ。15回は「助手席は気楽 信号待ちの雪」佳作でした。

また佳作か、こんどこそ…と何度か応募したけど、以後ボツばかりです。ビギナーズ・ラックだったか。

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その右にある小冊子、難波にある大阪初の地下街「なんなんタウン」が募集している大阪弁の川柳です。

これは検索すると私の名前が出てくるのでちょっとモザイク。けっこうネガティブな句なんですが佳作に入って賞金も頂きました。当時よく聞いていたラジオ番組にこのことを投稿したらDJさんが「大賞作品より面白い」と絶賛されました。大賞作品はポジティブです。そりゃそうですわね、主催者がショッピングタウンだもの。

伊藤園の新俳句にもお茶を詠んだ句は登場しますが、珈琲は見た記憶がない。。。

 

 さて…雑然とした我が家の玄関の靴箱の上ですが、奥に1対のこけし人形が…

(今回の記事には関係ないですが、上半分が隠れてるポスターは高橋真琴画伯のイラスト。印刷ですがサインは本物。西宮の画廊で開催された展覧会でサインを頂きました)

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身長50㎝くらいあります。けっこう大きなこけしです。宮城県作並で作られたものです。作者銘が底部分に書かれています。平賀謙次郎と言う方の作品です。

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このこけし人形、ある公募での賞品でした。

その背中。作並町が主催する「日本ことば遊び 回文コンテスト」で、これまた佳作。

回文、つまり初めから読んでも終わからから読んでも同じ言葉の句。

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 検索するとサイトには10回からしか掲載されていないので、それ以前の作品は出てきません。私の作品もそれ以前の句なので出てません。

「高島田 なんて古典な だまし方」なんて句なんですけどね。( ̄▽ ̄)

どれもこれも皆、佳作止まり。上に行けません。

こうして俳句・川柳への興味は薄れて行きました。 「プレバト」も最近は飽きてきたしね。すぐ飽きるのが私の悪い癖です。サラ川(第一生命の公募「サラリーマン川柳」)は最近は親父ギャグの羅列ばかりでレベルがどんどん落ちてきているし。

「無理をさせ 無理をするなと 無理を言い」

この傑作は確かサラ川から出たと思うのですが、これも最初の頃の作品がサイトには出てきません。そしてこんな傑作は、もはやサラ川には見当たりません。第27回の大賞句を見た時はあまりの駄作に呆然としました。きっと作者も大賞に選ばれてビックリしたんじゃないか。これは作者が悪いんじゃなくて審査員が悪い。(読者に投票で選ばせるから)第一生命は審査方法を考え直した方が良い、と私は断言します。

ところで昨日、7月6日は「サラダ記念日」でしたね。何故か短歌には食指が動かない私です。三十一文字は多すぎて面倒くさい?

 

 

※追記 大阪弁川柳の最高傑作はこれですね。

「命まで 賭けた女て これかいな」(松江梅里)