らんぷの仕業

s’il vous plait  よろしくお願いします。

心臓が悪い…

人生って色々あるねえ…

お見舞いに来てくれた姉や友人たちに、いの一番に訊かれたのは「なんで心臓弁膜症って分かったん?」でした。

そりゃそうだよね、突然だもん。姉に「心臓の手術をする」とメールを送ったら「言葉が出ない」と返信が来て…お見舞いに来てくれた時、私を見て「ガリガリに痩せてるのかと思ったけど全然変わってへんやん」と呆れられました。きっとすごく心配してくれたんだろうなあ。お姉ちゃん、ごめんね。

あ、何故分かったか、でしたね。健康診断です。3年前の健診で「心雑音」

他はどこも悪くないんだけど。コレステロール中性脂肪もみんな正常値だし。

ただ心臓が… 青天の霹靂なんて書いたけど、自覚症状もなかったけど、駅の階段なんか上ったらもうゼイゼイ言ってた。ともかく階段はダメだった。あれは年のせいでも体重のせいでもなかったのか…

掛かりつけの先生に診て貰ったら「とりあえず今は血圧を安定させよう」と降圧剤を飲みようになって、でも今年もレントゲンを撮ってもらったら「前回より心臓が大きくなってる」で心臓のエコーを撮って、結果「もっと大きな病院で検査してもらって。ひょっとしたら手術かな」と言われても私は他人事のように聞いていまして、2日後、先生の紹介状を持って総合病院へ。

ここでもう一度レントゲン、心臓エコー、心電図、そして食道エコーも。これは麻酔をかける時に体が耐えられるかどうかを診るための検査みたいです。

「あなた、けっこう重症ですよ。このまま放っておくとヤバいですよ」と心臓外科部長じきじきの診察で言われたのです。

一般に心臓弁膜症と言っても私の正式な病名は「僧帽弁逆流症」心臓には4つの弁があるそうで、左心房と左心室の間にあるのが僧帽弁で、私はその僧帽弁が壊れていて血液が上手く流れてくれないんだそうです。

放っておくと危ない、先生は手術するつもりで話を進めて、それでも「最終決定はあなたがして下さい」と。

実は私、なんとなく自分が心臓が悪いのを察してたんでしょうね、「私は急性心不全熱中症で6月の暑い日に死ぬ。葬式には荒木一郎の「君に捧げるほろ苦いブルース」をずっと流してほしい」なんて漠然と考えてたんですよ。数年前から…

こんな事を考えてます、と先生に正直に話したら「それでも私は手術を勧めます」とハッキリ言われて。「お孫さんが成人するまで生きていましょうよ」なんて言われて、涙がこぼれてしまって、もう手術するしかないでしょ。(笑)

この先生、私が入院した日の回診の時、持ってきてたハチワリ君を目ざとく見つけて「これはお友達ですか?」って訊いてくれたから「はい」って返事したら「ラッキーアイテムですね。可愛がってね」って言ってくれて。素敵な心臓外科部長でした。

朝の回診にはいつも若い医師や主任看護師を引き連れています。私は秘かに「白い巨塔先生」と呼んでました。( ̄▽ ̄)

あ、執刀した先生はもっと若い医師でしたが、こんなに手術した記憶も術後の痛みの感じさせないって、ひょっとして名医では。( ̄▽ ̄)

 


www.youtube.com

 

病院の写真は貼れませんので、またハチワレ君です。


                   10/19