フェニーチェ堺に下手な絵を引き取りに行く。
だいぶ体調も戻ってきたので（今日が最終日でもあったし）フェニーチェ堺へ絵を引き取りに行ってきました。
実は昨年の暮れにここで「野村重存色鉛筆画スケッチ教室」と言う一日だけのイベントがあって参加していたのです。その時描いたほんとに下手な絵。これ、一週間ほどフェニーチェに展示してたようです。（他の人のも）その引き取りの最終日が今日でした。
野村重存（のむらしげあり）ってテレビ「プレバト」の水彩画査定の先生をやってる有名画家です。１０年位前にはEテレの「水彩画スケッチ」でも講師をやっていました。優しい口調で生徒の斉藤洋一と愛華みれを指導しているのを見ていました。綺麗な絵を描く画家です。（こんな言い方したら失礼すぎますが）
綺麗すぎて印象に残らない、プレバトの生徒の絵の方が魅力があるわ、と私、番組を見ながらいつも一人毒づいているんですが、その先生が実際に指導してくれると言うなら話は別。フェニーチェの参加募集の広告に飛びつきました。
本来は夏に催される予定でしたがコロナの影響で暮れに変更。きっと日にちの予定が付かなかったのでしょうね。スケッチ開始の時間が午後３時半から５時までって暮れの寒さの中、しかも日暮れの早さの中でスケッチなんかできないでしょ。屋外から室内に変更。室内で先生の絵を参考に、色鉛筆で模写。うーん色鉛筆め。。。
先生、ある画材の欠点を上げていました。使わぬほうが良いと。しかし、人気画家は辛い、その画材の仕事も受けているそうで、苦肉の策として仕上げに色鉛筆を使用するのだとか。良かった。私、その画材持ってないわ。色の濁り方が気に食わなくて。
そんな口調で「プレバト」の話も少し。絵の上手い人とそうでない人の差は歴然。本気か舐めてるか。査定の上位クラスにいる人たちの中には「プレバト」のために（指定の絵を完成させるために）他の仕事をキャンセルまでするとか。テレビでの口調と変わらぬ語りで興味ある話を聞かせてくれます。ぶれない講師でした。コロナ禍なので記念撮影などは中止とか。本来ならあるのかしら。もし次回もこのイベントがあるならまた参加したい。
さて、下手な絵 色が薄すぎるわ。私は私の絵の欠点を知っているつもり。薄い、淡い、フワッとしてる。石膏デッサンをしても何故か顔が日本人に見える。モデルは西洋人なのに。何故だろ、何を描いてもこうなる。もうこれを修正するのは難しい。
その下手な絵がこんな立派な額に収まっていました。もったいない。もっとちゃんとした絵を描きたい。
娘にこの話をしたら「お母さんは色んな趣味があって良いなあ」と言われた。「趣味は趣味。収入につながる特技が欲しい」などとマジな返事をしてしまった。
もう２５年も前にそれは終わったはずなんだけどなあ…
私、堺東駅からフェニーチェへの行き方を間違えていたことに今日気づきました。
今まで遠回りしてた！ 別にそれでも良いんだけどね。
フェニーチェにあるのは「母として女人の身をば裂ける血に清まらぬ世はあらじとぞ思ふ」の歌碑
もうすぐひな祭り
去年の暮れの堺東駅前
