今来むと 言ひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな
百人一首の素性法師の歌です。この長月はもちろん旧暦です。今日は旧暦ではまだ八月二十八日なので、約1か月先の明け方の(満月を過ぎた頃の)月を詠んだ歌なんですが、1か月先だとけっこう寒いので今朝の月をどうぞ。
朝6時前の空が明るくなり始めた頃の二十七夜月(今日は旧暦8月28日)です。今朝の月の出の時間が午前3時4分なので月はまだ東の空です。
実は昨夜12時過ぎ(もう今日か)に珈琲なんぞを飲んでしまって見事に一睡もできませんでした。
それなら起きとけ、で一晩中起きてまして、5時過ぎにベランダに出てみたら細い月が出てました。下弦の月を四日ほど過ぎているので右が大きく欠けた細く輝く美しい月でした。(え、上が欠けてるじゃないかって?時間がたつに従って月は右へ傾いていきます)
で、撮った写真がこれ。。。5時過ぎはまだ暗くてなかなか上手く撮れません。こんなふくよかな月じゃないんよ。💦っ(明るくなってきてようやく上の写真が撮れた)
明後日の6日は新月なので月は見えません。8日頃から今度は左が大きく欠けた三日月が出ますが、月の出は7時過ぎなので朝の月は見えないですね。
長月は満月より十三夜月の方が喜ばれます。18日です。(満月は20日)満月を過ぎると月のではどんどん遅くなります。今朝と同じ二十七夜月は11月1日(旧暦9月27日)です。月の出は1時50分。今朝より1時間ほど早いので今朝の月より高い位置に見えるかも。
「今から行くよ」とあなたが言うから夜が明けるまで待っていたのに、とうとう明け方に上る月が出てきたじゃないのと言う女性の恨み(と言うより嘆きかな)を詠んだ歌です。詠んでるのは素性法師(そせいほうし)
素性法師の素性(すじょう)はウキでどうぞ。父親の僧正遍照の方が面白そうな人物だけどね。(「天つ風 雲の通い路 吹きとぢよ おとめの姿 しばしとどめむ」を詠んだ人です)
私、暑がりなので夜明けでも寒いとは感じなかったんですが、時折目の前を黒い影が横切って飛び去るのにはビックリです。カラス。暁烏(あけがらす)って言うのかな。
泉北ニュータウン、田舎。。。
高校時代に聴いていた「夜のバラード」と言うラジオの深夜放送の主題歌でした。
この番組と荒木一郎さんがDJを務めていた「星に唄おう」が好きでした。( ̄▽ ̄)