らんぷの仕業

s’il vous plait  よろしくお願いします。

anan記念展

先駆者は先に倒れる…

 

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映画を観た後、さてどうやって堺まで帰るか…色んな方法があるけど、近鉄東寺駅の次の駅は京都駅。それじゃそこからJRで大阪まで帰ろうと京都駅へ。京都駅で伊勢丹に寄ってみたら、見覚えのあるポスターが目について。(上の写真です)

わお、ananの創刊号やんか。覚えてるわ。クラスで一番お洒落な女の子がこの雑誌を持ってた。へえ、創刊号は160円だったんだ。50年前だもんね。当時は私は「若い女性」なんて雑誌を姉と一緒に読んでた。

この記念展、入場料が500円、だから入ることにした。ところがチケット売り場の女性は私が1000円を出したにもかかわらずお釣りをくれなかった。「500円じゃないんですか」と訊いたら慌ててお釣りをくれまして。単に勘違いしただけなのは百も承知だけど、入場料が1000円だったら私、入らなかったから。

懐かしい記事やイラストもいっぱい展示されてたけど、一番意外だったのが、ananのネーミング。公募で決まったのね。しかも命名者は男性。アイウエオ順の最初のaと最後のnをくっつけたんだって。そうだったんだ。

若い女性」や「服装」や「装苑」に載っていてananには載っていなかったもの、それは洋服の「型紙」それまで私も姉も母が作ってくれた服をいつも来ていたけれど、そういえばこの頃から自分の服は自分でバイトして買うようになったわ。女性誌の型紙を使って自分でミシンを踏んで服を作ることをしなくなった。ananは女性に服を買う、あるいは服以外などのショッピングの楽しさを教えた雑誌だった。

でもね、ananは衝撃的だったけど、あまり読んだ記憶はない。後発のnon-noの方が読みやすいので、こちらを読んでたわ。(私が入場料500円にこだわったのはそんな理由でして)ananは先を行き過ぎなのよ。そしてananは廃刊になった。non-noはまだ残ってるけど。

ananだけじゃない。少女フレンドは消え、マーガレットは残ってる。

ティーンルックも早々と消え、セブンティーンが続いてる。今じゃティーンルックを覚えている人も少ない。

何故か先に出た雑誌が消える。後発の方が長続きしている。先駆者のプライドが読者を離れさせるのかしら?